神秘的な響きを持つ「アーメン」「ハレルヤ」「マラナタ」をご紹介します。これらは秘密でもなんでもなく、誰でも唱えていいものです。呪文のような魔力はありませんが、あなたの言葉にならない魂の叫びを表現し、神に届けるのを手伝ってくれます。
アーメン
「アーメン」という言葉、聞いたことがありますか?これは旧約聖書が書かれたヘブライ語の言葉で、「本当にそうです」「信じています」「その通り!」といったさまざまな意味がこのたった一言に込められています。でも、この言葉を日本語に訳してしまうと、一つの意味に絞られてしまって、元の深い意味合いが失われてしまうんです。
そのためユダヤ教やキリスト教では、祈りの最後にそのまま「アーメン」と唱える習慣があります。言葉の響きそのものが、神への信頼や賛意をそのまま伝える力を持っているんですね。
これから祈るとき、ぜひ最後に「アーメン」と声に出してみてくださいね!
ハレルヤ
「ハレルヤ」という言葉、日本語的にも明るく響くステキな言葉ですよね。実はこれも旧約聖書のヘブライ語が由来です。「ハレル」は「ほめたたえる」、「ヤ」は神(聖書の神の名、ヤハウェ)を意味する言葉で、直訳すると「神をほめたたえよ」という意味になります。
でも、この言葉も訳さずに使われることが多いんです。なぜなら、「ハレルヤ!」と口にするとき、その明るさや力強さがそのまま私たちの感謝や喜びを表してくれるからです。
キリスト教の祈りや賛美歌の中で「ハレルヤ」と歌う場面を見たことがあるかもしれません。それは、神のすばらしさに心から感謝し、喜びを分かち合うときにぴったりの言葉だからです。
次に「ハレルヤ」と聞いたら、この言葉が持つ喜びの意味を思い出して、一緒に大きな声で口にしてみてくださいね!
マラナタ
「マラナタ」という言葉、少し聞き慣れないかもしれませんが、とても深い意味を持っています。これは新約聖書に登場するアラム語(イエス・キリストが日常的に話していたとされる言語)の単語で、「神よ、来てください」「あなたは来てくださいました」という二つの意味を含んでいます。一つは未来への期待、もう一つは現在の確認を表しています。
この言葉を口にすると、神がいまこの瞬間も共にいてくださるという安心感を新たにし、同時に未来において愛や信頼などがすべて完成するという希望を心に灯すことができます。
もし、心が疲れているときや前に進む力が欲しいとき、「マラナタ」とつぶやいてみてください。きっと、神がそばにいて、あなたの現在と未来を支えてくださることを感じられるはずです。