日本では、十字架はファッションアイテムとしてよく知られています。でもキリスト教では、十字架は特別な意味を持つ大切なシンボルなんです。
十字架は、もともとイエス・キリストが処刑された道具です。現代でいえば絞首台や電気椅子のようなものです。それなのに、キリスト教ではこの十字架を信仰のシンボルとして大切にしています。どうしてでしょうか?
それは、イエス・キリストが「わたしたちを愛するためなら、命をかけてもいい」と、十字架での死によって示してくれたからです。十字架を見るたびに、「わたしたちは神に深く愛されている」ということを思い出すことができます。
ですから十字架を身につけたり持ち歩いたりすることは、イエス・キリストがいつもそばにいてくれることを思い出す助けになります。たとえば、あなたが傷ついていたり、苦しんでいたり、悩んでいるときでも、「十字架の苦しみを知っているイエスが、今のわたしを見守ってくれている」と感じることができ、励まされたり勇気づけられたりするのです。
さらに、十字架は希望のシンボルでもあります。イエスは十字架で亡くなりましたが、三日目に復活しました。これは、「死は終わりではなく、新しい命の始まりだよ」ということを教えてくれる出来事でした。だから、十字架を見たり触ったりすると、「どんなに大変なことがあっても、必ず希望がある」という気持ちになれるんです。
十字架は、ふつうのアクセサリーショップでも手に入りますし、キリスト教のお店では特に祈りの気持ちが込められたものを見つけることができます。壁掛け用、シール、キーホルダー、アクセサリーなど、いろいろな用途のものがありますよね。あなたが好きなデザインや心に響くものを、ぜひ探してみてくださいね!