クリスチャンにならないと地獄に落ちるって本当ですか?

それは大きな誤解です!クリスチャンにならないと地獄に落ちる、などということは聖書のどこにも書いてありません。

「信じない」は「愛さない」

たしかに聖書には「信じない者は罪に定められる」というようなイエスの言葉があります。でもこの「信じる」というのは、ただ「キリスト教会のメンバーになる」という意味ではないのです。キリスト教では「神を信じること」と「目の前にいる人を大切にすること」は同じだと考えます。

地獄は、ここにもあり得る

逆に「神を信じない」というのは、「目の前の人を大切にしない」ということです。もし、自分のことだけを考えて、ほかの人を無視して生きているとしたら、その人は周囲から孤立し、孤独になってしまいます。キリスト教でいう「地獄」とは、この孤独が永遠に続くような状態を指します。神が罰を与えるというより、その人自身が自分の生き方によって選んだ結果が地獄なのです。

天国をつくるのは、あなた

でも、もしあなたがキリスト教のことをよく知らなくても、家族や友だちを大切にして、いつもみんなと仲良く、思いやりをもって過ごしているなら、神はきっとそんなあなたを天国に迎え入れてくれるでしょう。神は愛そのものであり、すべての人を愛してくださっています。ですからいちばん大切なのは、キリスト教会に通っているかどうかではなく、目の前の人との関わり方、あなた自身の生き方です。

あなたはどちらをえらぶ?

「地獄」は、いますぐそばにあるかもしれません。たとえば、悪口を言い合ったり、妬みや憎しみをぶつけ合ったり、それぞれが自分の利益だけを考える世界。自分の利益のためなら平気で暴力を振るい、人を傷つけたり踏みにじったりする世界。それは「地獄」そのものです。でもわたしたちにはその逆、天国のような生き方を選ぶこともできます。つまり目の前の人を大切にし、助け合い、思いやりを持つことから天国は始まります。

今日の生き方が、神に出会う入り口

キリスト教では「地獄に落ちるかどうか」は、教会のメンバーであるかどうかでは決まりません。大事なのは、あなたが今この瞬間をどう生きるかです。人を愛することを大切にする生き方をすれば、神は必ずその人を迎え入れてくれるでしょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次