大事なところを、すこしずつ
「聖書って分厚いし、難しそうだし、とても読みきれない!」と思うかもしれませんね。たしかに本屋さんで売っている紙の聖書は、大きいものだと2,000ページあまり!だから全部をいきなり読もうとするのは大変です。でも大丈夫!だいじな部分を少しずつ読んでいけばいいんです。
まずイエス・キリストに出会ってみよう
聖書は一つの書物の名前ではなく、実際には60冊以上の書物が収録された本の名前です。その中でも、まずおすすめなのが「福音書(ふくいんしょ)」と呼ばれる4つの書物です。これは「マタイ」「マルコ」「ルカ」「ヨハネ」という執筆者(とされる人の)名前がついていて、中身はイエス・キリストの物語です。
イエスの愛を知る
福音書を読むと、イエスがどんな人だったのか、どんなことを教えたのか、どれだけ人々を愛していたのかがわかります。たとえば困っている人を助けたり、みんなに「神はあなたたちをとても愛しているよ」と伝えたりしていたことが書かれています。そしてイエスが過去に何をしたかだけでなく、今、あなたをどれだけ大切に思っているかがわかります。
みんなで聖書を読む
それでも「福音書だってページ数がけっこうあるし、どこから読めばいいのかわからないなぁ」と思うかもしれませんね。そんなときは教会に行ってみてください。教会では、毎週日曜日の集会(礼拝、ミサ)で、少しずつ聖書のお話を教えてくれます。自分ひとりで全部読もうとしなくても大丈夫です。神父さんや牧師さんをはじめ、教会の人たちは親切に、あなたがわかるまで丁寧に説明してくれます。
聖書はネットでも読めますし、無料のアプリもあります。古本でも比較的きれいなものを購入できることがあります。よかったら毎日少しずつでも読んでみてくださいね。
無料!おすすめ聖書アプリ
聖書はネットでも読めます。なんと完全無料のものもありますので、まずはおすすめを紹介します。
聴くドラマ聖書
完全無料のスマホアプリです。聖書全文が無料で読めます。それだけではありません。全文朗読を聴くことまでできます。しかも朗読しているのはプロの俳優です。「神」が語る部分を朗読しているのは大和田伸也!じつは大和田伸也はクリスチャンの家庭に生まれ育ち、自身もクリスチャンです。

Bible.com
やや古い日本語の聖書5種類(7種類あるように見えるのですが、「口語訳」が3回登場しているので、実は5種類)が無料で読めます。
おすすめは下記「紙の聖書を買うなら」でも紹介している「聖書 新共同訳」です。

紙の聖書を買うなら
日本語の聖書には、じつはいろいろな種類(翻訳バージョン)があります。
ここではサイト管理人おすすめの聖書をいくつかご紹介します。
聖書 聖書協会共同訳
日本でも最も読まれている聖書は、「日本聖書協会」から発行されている聖書です。
この会は、カトリックとプロテスタントの一部が共同で聖書の翻訳・出版を行う団体(教会ではない)です。
全国のミッションスクール(キリスト教主義学校)で使われている聖書は、この会によるものが大半です。
2018年に改訂・発行された「聖書 聖書協会共同訳」は、読みやすさと配慮(病気やしょうがい、性別などに関する不快な単語を極力使わない)に心がけた、現代日本のための聖書です。
オンライン版(「ウェブバイブル」、有料)もありますが、まずは紙で読むことをおすすめします。
聖書 新共同訳
「聖書 聖書協会共同訳」と同じ、日本聖書協会が1987-88年に発行した、カトリックとプロテスタントの一部が共同で翻訳した日本語訳聖書です。
長い間、聖書の授業があるミッションスクール(キリスト教主義学校)で、教科書あるいは副読本として親しまれてきました。ですので、古本として大量に出回っています(笑)。
最新の聖書協会共同訳に近い日本語で書かれていますので、発行から40年あまり経っていますが、読みにくいということはありません。
とりあえず手軽に聖書を読んでみたいという方におすすめです。
また、上記のBible.comで無料で読むこともできます。
聖書 新改訳2017
プロテスタントのグループが翻訳した日本語訳聖書です。
たいへん読みやすい日本語で書かれていますので、とにかくわかりやすい聖書を読みたい方におすすめです。
実は「聴くドラマ聖書」で、全文無料で読める(しかも豪華俳優たちによる朗読つき!すべて無料!)のですが、紙で読みたい方はぜひこちらを購入していただければと思います。
