海外ドラマの教会でのシーンなどで見るやつですね。西方式(ローマ・カトリックなど)では、右手の中指をまずおでこの真ん中にあて、それからその中指をみぞおちに下ろしてあて、そこから左の胸、右の胸と移動させます。最後に合掌して、そのまま中指の先端に軽く口づけすると、全身で十字を切った実感が高まります。
また十字を切る時に、おでこを触った際に「父と」、みぞおちで「子と」、左胸で「聖霊の」、右胸で「み名(な)によって」、最後に合掌しながら「アーメン」と唱えてみましょう。神とのつながりをいっそう感じることができるでしょう。
もちろん、クリスチャンでなくても十字を切って大丈夫です。たとえば大切なことを始める前、寝る前や朝起きたとき、心を落ち着けたいとき、祈る言葉が思いつかないとき、どうしようもなくつらいとき……。そんなとき、言葉では言い表せない思いを込めて、神とつながる方法として十字を切ってみましょう。きっと全身で神を感じられるはずです。
もし周りに人がいて少し恥ずかしいと感じたら、そっとみぞおちの前あたりで、10cm四方くらいで小さく切ってみてもいいですよ。それでもじゅうぶん、神とのつながりを感じられるはずです。でも思い切って大きく十字を切ると、もっと豊かに神を感じられますよ!
十字を切ることはシンプルで、誰でも、どこででもできます。ぜひ気軽に十字を切ってみてくださいね!
(十字を切りながら)父と、子と、聖霊の み名によって、アーメン