具体的に何を祈ればいいのかわからない……そう思うかもしれませんね。でもキリスト教では、祈るときに大切にしている3つのことがあります。それは「ありがとう」「ごめんなさい」「おねがいします」です。それぞれどんなことなのか説明しますね。
1. 「ありがとう」
まずは、神への感謝です。きょう生きていること、家族や友だちがいること、おいしいごはんを食べられることなど、当たり前に思えることも、神がわたしたちのために配慮してくださったからだと信じています。「神よ、ありがとう」と、毎日感じている小さな幸せを感謝してみましょう。
また、思いがけず起きたうれしいことや楽しいことに感謝するのも忘れないようにしたいですね。道でばったり昔の友だちに会えた、美しい夕焼けを見て感動したといったことも、神からの小さな贈り物かもしれませんよ!
神よ、今日も命を与えてくださり感謝します。心をかよわす相手に会う時間があったことに感謝します。通りすがりに小さな子どもが心から笑っているところを見ることができて幸せでした、ありがとうございます。仕事を終えて無事に帰って来ることができました。ありがとうございます。家族も一日なにごともなく過ごすことができて感謝です。この世界のものはすべてはあなたのものです。すべてに感謝します。アーメン
2. 「ごめんなさい」
次は、神への謝罪です。「悪いことなんてしてないのに何で謝るの?」と思うかもしれません。でも、ちょっと考えてみてください。最近、意地悪を言ったり、わがままを言ったりしてしまったことはありませんか?やさしい言葉をかけられたのに、ついキツイ言葉を使ってしまったことは?ねたみや恨みにかられてものを言ったことは?マウンティングしようとして、ほかの人を不快にしたことは?
こうした行動は、わたしたちの生活を悲しいものや苦しいものにしてしまいます。神は「お互いを大切にしなさい」と教えてくれています。でも、わたしたちはその教えを完璧には守れません。だから「神よ、自分や他人を大切にしなさいというあなたの教えを実行できなくてごめんなさい」と、素直に謝ってみましょう。わたしたちの暗い気持ちを、神はきっと明るい光で照らしてくださるでしょう。
神よ、あなたは私をゆたかに恵み、ゆるしてくださっているにもかかわらず、わたしは出会った人々を大切にすることができませんでした。意地悪なことを言ってしまいました。困っている人を見て見ぬ振りをしてしまいました。やさしさや思いやりに欠けた行動ばかりとってしまいました。どうかゆるしてください。そして明日は、今日より少しでもあなたのやさしさや思いやりを目の前の人に伝えることができるように、わたしを力づけてください。アーメン
3. 「おねがいします」
最後は、神へのお願いです。「お金がほしい!」「あのゲームがほしい!」とお願いしてもいいですが、そういう願いがすぐにかなうとは限りません。それよりも「もっとやさしい人になれますように」とか「もっと人を助けられますように」とお願いしてみましょう。きっと神は喜んで、あなたが目の前の人を大切にするのに必要な勇気をくださるでしょう。
いちばん良いのは、ほかの人のためにお願いすることですね。「悩んでいる○○さんがなぐさめられますように」とか「病気で苦しんでいる××さんが、いやされますように」とか「家族をうしなって悲しんでいる△△さんのために、わたしにできることを教えてください」とお願いしてみましょう。神は必ず、何かの形でこたえてくださることでしょう。
神よ、今日、○○さんが困っていると聞きました。どうか○○さんのそばにいて、力づけてあげてください。××さんの家族が病気だと聞きました。もしできるならその病気をいやしてください。どうかわたしを、助けを必要としている人に手を差し伸べることのできる人間にしてください。そのために必要な力や知恵や勇気をください。アーメン
